自己分析の考え方を2つに分けて説明する
11月になり、すでに現3回生の就職活動がスタートしていますが「何から手をつければいいのかわからない」「自己分析ってよく言うけどどうやるの?」と思っている2020卒の学生も多いのではないでしょうか。
今回は私が普段面談をする中で学生に伝えている自己分析の考え方について紹介します。
やりたい仕事がわからない、どんな仕事があっているのかわからないと言う方に有益な情報になると思います!
1、自己分析が大事だと言われる理由
就職活動をする上で絶対に外すことができないのが自己分析。
そもそも自己分析とは何のために行うものなのかを明確にする必要があります。
自己分析とは簡単に言えば自分自身を知ること。
「自分の強み、弱み、価値観や考え方、興味のあることないこと」これらを今までの人生の中から導き出し、企業選びに繋げていくためのものです。
自己分析を適当にもしくはやり方を間違えば、自分の伝えたいことが伝わらない。面接でテンパって上手く答えられない。その結果内定がもらえないと言うことになりかねません。仮に内定がもらえたとしてもミスマッチが起こり、早期退職につながりやすいのです。
実際に、私は学生時代に大した自己分析をせず、勤務地と給料条件のみで就職をしたため入社4ヶ月で退職し、転職をした経緯があります。
転職をした際の記事はこちら↓
なので、就活をこれから始めるもしくは、始めたばかりの方は今一度、就活のベースとなる自己分析の考え方をしっかりと学んでください。
自己分析をすることが企業選びにも直結します。
2、過去から考えるか未来から考えるか
では、具体的にどのように自己分析を進めていくべきか。私は、2通りの考え方があると思っています。
- 過去を振り返って価値観を明確にし、今やるべきことを考えるやり方
- 未来にしたい事、なりたい姿から逆算して今やるべきことを考えるやり方
①の過去から今を考えるやり方がほとんどの方が当てはまるものだと思います。
実際、色んな学生と面談をしていても具体的にやりたい事を答えられる学生はほとんどいません。なので、基本的には過去から今を導き出す方法がセオリーです。
では、具体的にどのように考えるか。
人には皆それぞれ、性格があるように考え方や価値観があります。
簡単に言えば自分が持っている価値観や考え方と同じ(似ている)会社を選ぶと言うものです。
誰にでも人生の中で一番印象に残っている出来事があると思います。
スポーツの試合で勝った、負けた。交際相手に誕生日をプレゼントしたら想像以上に喜んでくれた。バイトでお客さんに褒められた。失恋した。など人それぞれに感情が大きく動いた瞬間があると思います。
その時をよく思い出してください。
その出来事、場面こそがあなたの価値観を形成しているまさにそのものです。
その場面でどのように感じ、どのような行動をしてきたかが大きなヒントになります。
その導き出された価値観や考え方を軸に就活を行えば、自分にあっている企業が見えてきます。
例えば、サッカーをしていた人の中で全国大会で優勝したことが一番印象に残っている出来事だとします。ただ、その人は試合で点を取ったり、アシストを多くしたわけではありません。ただ、自分がチームの一員として貢献することができ、勝てたことが何より嬉しかったのです。
この「チームの一員として勝てた」と言うことがその人の価値観考え方なのです。
もしかすると、同じチームの中には「自分が点をたくさん取って活躍をした試合で勝てたから嬉しい」と思っている人がいるかもしれません。
チームの一員として勝てたことが嬉しいと言う価値観を持っている人が、個人の成績が全てと言われるような会社で働けばどうなるでしょうか??
きっとそう長くは続かないでしょう。
このように自分の価値観や考え方を過去から導き出せれば、あとはその価値観に沿って会社を選べばいいだけなので、ミスマッチが起こりづらいと私は考えます。
②の未来から逆算すると言う考え方ですがこちらに関しては至ってシンプルです。
明確に自分のやりたい事、したい事が定まっている場合はその将来成し遂げたいことを実現するために今何をするべきかを逆算して考えればいいのです。
3、いつまでに自己分析を行うべきか
結論は特に期間はありません。
就活をしながら随時、自己分析も並行して行うべきです。
色んな人や企業に出会っていると考え方が変わるなんて事は多々あります。
ただし、自分の軸が一通り決まってしまえば、あとは行動するのみなので
まずは自分のことを知ることから始めましょう!
4、まとめ
自己分析は就活において最重要項目です。自己分析ができていなければ企業選びはできませんし、面接も上手くいきません。
売り手市場と言われているだけに内定は出やすいですが、面接のハードルは上がっているのが現実です。
簡単な自己分析だけで適当に受ける企業を選んでいても簡単に落とされてしまいます。
自己分析をしっかり行い、自分の意思を持って企業を選び選考に進めば、内定は比較的簡単に出ます。
就活は自分との戦いです。
頑張ってください!!!
「就活ルール廃止」みんなはどうする??
新卒採用における就活が変わろうとしているのご存知だろうか。
経団連の中西会長の「経団連が採用の日程に関して采配すること自体に極めて違和感がある」という発言が波紋を呼んでいる。
実際今年の19卒採用において、就活ルールは形骸化しており、採用時期はかなり早期化している。人材業界で働く身としても、年を重ねるごとに採用時期が早まっていると強く感じる。
この就活ルール廃止について賛否はあるが、私個人の意見は賛成である。
私が賛成だと思う理由を以下3つにまとめて考えてみたい
- 1、学生の思考停止状態を回避でき、多方面から学ぼうとすることが期待できる
- 2、早期から就活を考えることができるため、キャリアプランをイメージしやすくなる
- 3、企業は自社に見合う学生を、学生は自分で企業を選ぶためミスマッチが起こりにくい
1、学生の思考停止状態を回避でき、多方面から学ぼうとすることが期待できる
今の就活生の多くは、時期が来れば何となく就活を考え始め、ある程度業界研究や自己分析をし、どの企業が自分にとって最適か明確にせず、選考に進み内定を獲得する。
真剣に就活をしてきたわけではないため、いざ入社をして仕事となっても中途半端で主体性が乏しくやらされ感が強くなり、モチベーションの低下、早期退職が多くなっているのではないかと思う。
就活ルールを廃止すれば、企業はこれまで以上に優秀な学生にアプローチをするようになり、主体的な学生においては早い時期から内定を獲得して行く。反対に今までのような、時期が来れば就活を考え、どこかしらに就職できればいいや。程度に思っている学生はどんどん取り残されて行くことになる。
より一層人材獲得競争が強まっていくことになるため、学生は自ずと自分ができることを学生のうちから考えるようになり、勉強やサークル、部活動などの課外活動だけでなく様々な方面から学ぶようになると思う。
社会に触れる機会も増えることで多方面から情報を仕入れ知識を身につけていくので、将来について真剣に考えるようになり就活にも熱が入ると私は思っている。
2、早期から就活を考えることができるため、キャリアプランをイメージしやすくなる
就活ルールが廃止になれば3月解禁、6月選考という枠がなくなるため、ほとんどの企業は通年採用をすることになる。そうすればもちろん、大学1年生の頃から内定をもらうことも可能になってくるため、自分の将来について考える学生が増えてくると思う。
そうすれば、ただ何となく就活をしとりあえず内定をもらえればいいや。程度の思考レベルではなく様々な情報の中から自身のキャリアプランをイメージしやすくなり、モチベーション向上にもつながる
また、特に体育会出身者に多いのが、今まで1つのことに打ち込んできただけに競技に直接的に関係のある(指導者、スポーツメーカーなど)ものしか興味がなく自身のキャリアについてイメージを持ちにくい。
早くから多方面に興味を持ち、色んな方と交流し社会に触れる機会を増やしていれば、学生からプロ選手や競技を続けるとしてもその先のことを考えることができる。
体育会の問題点はあまりにも情報が少ないこと。体育会は閉鎖的な部分が多く、部内以外の意見交換や情報交換をする場所が少ない。
体育会はもっと交流の場を作るべきだ。
3、企業は自社に見合う学生を、学生は自分で企業を選ぶためミスマッチが起こりにくい
もちろん企業間でも人材獲得競争は激化することになるので、自社に見合った学生を採用するためターゲットを明確にし、採用がより戦略的に行われることが予想される。そうすれば企業側からの各大学へのアプローチやOB、OGを使ったアプローチ、広告や人材紹介会社経由のアプローチ、もしくは新たなサービス等を使って今まで以上に活発になることが予想される。
学生は自分の将来について様々なツールを用いて情報収集を行なっているため、今後のキャリアとなる第一歩目の企業を慎重に探すようになると思う。学生も企業もお互いに求めているものが明確になれば、ここ最近で多くなっているミスマッチによる早期退職も減少するのではないかと私は思う。
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体育会の強みとは何か
体育会学生の強みとは何か。就活をする上で確実に抑えて置きたいポイントだが、「挨拶や上下関係などの礼儀作法でしょ」と口を揃えていうかもしれない。
しかし、私の考えはそこではない。
スポーツを長年続けてきた体育会にとっての経験は確実に社会に生かすことができる。
では、体育会の強みとは何か。
それはズバリ、PDCAサイクルを常に回してきたところにある。
1、 PDCAサイクルとは
今ではすっかりビジネス用語として定着したPDCAですが、そもそもPDCAとは何のことを言っているのでしょうか。
意味を理解していなければ使うこともできないので、まだ意味を理解していない人は下記URLで確認して見てください。
2、スポーツとPDCA
ビジネスの世界ではしょっちゅう耳にする言葉ですが、スポーツとの結びつきについて考えて見ましょう。
実はスポーツをしていれば確実にPDCAを回しているはず。
試合に出る、試合に勝つ、優勝する、日本一になる。などまずは目標設定を行うでしょう。「P」の部分ですね。
そして、目標達成に向けて練習や練習試合などを重ねてスキルの向上のためとにかくやってみる。「D」の部分です。
誰でも練習や試合が終われば頭の中で無意識にでも自分のプレーを振り替ってチェック、反省をし改善するために思考するはずです。「C」に当たります。
そして、反省点をチェックし、頭の中で出来上がった改善のイメージを行動に写して
試してみる。「A」です。
このように競技者の誰もが日頃から「PDCAサイクル」を常に回しながら生活をしているのです。
幼い頃から競技を続けていれば長年にわたって鍛え上げられているので、思考力や軌道修正をする力がスポーツをしてこなかった他の人と比べると桁違いです。
さらに、組織で生活してきているので挨拶や上下関係はもちろん、厳しい練習や先輩からの理不尽なことに対しても上手くやり過ごす忍耐力と柔軟性。向上心はもちろんのこと、競技レベル向上のため様々な方からの指導を吸収することができる素直さなど、これほど魅力の詰まった人材はそうそういません。
3、まとめ
体育会人材にはスポーツをしてこなかった一般の方に比べて「PDCAサイクル」が習慣化されているので、自分の強みとして考える必要があります。
新卒入社4ヶ月で退職し、1ヶ月で転職する方法
「新卒で今の会社に入って4ヶ月になるけど全然楽しくないし、思ってたのと違うし、残業時間多すぎ。転職したいけど今の自分に転職なんてできるんだろうか。。。」
こんな風に悩んでいる新卒入社の方の疑問を私の経験と合わせてお答えします。
こんにちわ!haruchinaです!
結論から言うと新卒入社4ヶ月でも転職はできます。大事なのはなぜ転職をするのか、どうなれば今より良くなるのかを明確にすることです!
具体的掘り下げていきましょう!!!
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スルガ銀行の不正融資を受けて私たちが考えるべきこと
スルガ銀行が不正融資による影響で個人による投資不動産ブームに陰りが出てきたという記事が今朝の日経新聞に1面で出ていましたね。
私は実際、投資不動産会社で営業していた経験があるので、特に今回の記事は非常に興味深い内容ではありました。かなり短い期間でしたが投資不動産は基本テレアポのためただでさえ営業が難しいのですが、これを機にさらに売りにくくなるだろうなと客観的に感じました。
一昔前までは投資不動産といえばお金を持っている富裕層が節税や年金対策として行うのが一般的でしたが、超低金利のため今ではサラリーマンや公務員でも物件を所有できるということから不動産投資を行う人はかなり増えてきていました。
さらには格安航空LCCの普及により訪日外国人が格段と増えたことで中国人やアジア圏の富裕層が日本の物件を購入する事例も増えてきていました。
そんなブームと言われる時代でしたが、今回のスルガ銀行の一連の騒動で不動産経営を行う人の数が減ってくるかもしれないという状況です。
今回のように、いつ何が起こるかわからない世の中で私たちが考えなくてはならないのは、どんな状況や環境に晒されようとも個人として生きていけるだけの力を身につけておく必要があります。
大手企業が経営不振で潰れてしまうような今の世の中で、企業は従業員である私たちを守ってくれることは限りなくゼロに近いです。
常にアンテナをはりインプット、アウトプットを繰り返し行い、会社や組織に依存しない状態を作り出すことが重要です。
ただ、具体的に何をすればいいのかわからないという方は転職エージェントに登録することをお勧めします。エージェントからいくつか企業を紹介してもらえれば、その企業を見るだけで自分の市場価値を知ることができます。
また、Twitterやブログで自身をブランディングすることも重要です。
組織の時代から個人の時代へとすでに変わってきているので何かしら行動を起こしていくことで大事です。
転職をする上で考えるべきこと
「今よりいい会社、以上。」
最近、転職に関するテレビCMも増え、
以前よりも転職が珍しくなくなってきています。
2018年8月の転職市場の概要
・2018年8月の求人倍率は、2.47倍(前月比+0.22pt/前年同月比+0.06pt)。
・求人数は前月比101.1%、転職希望者数は前月比92.3%。
・求人数は前年同月比108.4%、転職希望者数は前年同月比107.0%。
・求人数は調査開始(2008年1月)以来の最高値を更新
これだけ転職が当たり前のように認識され活発になってくれば、人材獲得競争はますます激化していくと考えられます。
そのため転職者は前職もしくわ在職中に誇れる何かが必要になってくると思います。
とは言っても転職の理由は人それぞれだと思いますが転職の目的は大きく分けて以下の3つがあると思っています。
①人間関係、環境を変えたい
②家庭の事情
③キャリアアップ、給料アップ
①人間関係、環境を変えたい
いわゆるブラック企業。人格否定や暴言や暴力などが日常化している場合や
給料未払い、残業時間など不当に働かされている場合にはすぐにでも転職を考えるべきです。
②家庭の事情
親の介護のためや、身内が病気をしたなどの何らかの家庭の事情である場合の転職は致し方ないかもしれません。
この場合は時間の制限が多いことがあるので、業界や職種はよく吟味して転職活動することが必要になってきます。
③キャリアアップ、給料アップ
これについてはヘッドハンティングなどの引き抜き以外には正直難しいでしょう。給料アップが目的であれば、引き抜き以外には不動産や保険業界など歩合給を設けている実力主義の会社であれば実現できるでしょう。
・・
最近、転職相談を受ける中で、今の仕事を通して何かをやりきった経験(目に見える成果や数字)がなく、転職したい目的も明確ではなく中途半端な状態で来られる方がいらっしゃいます。
①、②のように自分では解決できないような問題に関しては別ですが、③の場合においては全てではありませんが、転職を考える前に自分で解決できることがあると思います。
上長への交渉や圧倒的な成果をあげてもなお、給料アップが見込めないのであれば本格的に転職を考えるべきかもしれません。
そうでなければまずはアクションすべきです。今が中途半端な人は次にどこに行こうが中途半端になると私は思っています。自分の中で成し遂げた誇れる何かがあればそれで十分だと思います。
転職が珍しくなくなってきているからこそ慎重に考えるべきです、自分の市場価値を高めることを常に意識することでいつでも転職できる状態を作ることができます。そうすることで自分が実現したいことや理想のキャリアにも近く一歩になると思います。
自分の市場価値を知るためにも、転職の有無に関わらず転職サイトに登録しておくことは非常にオススメです。
また、休日や空いている時間を使って色々な人と会うことはかなり大事になってくるでしょう。
いつでも転職できる状態を作ることこそが転職活動だと思うので、今の会社でできることから始めることをオススメします。